はじめに
皆さんこんにちは、家系です。突然ですが、日本で一番有名なVALORANTプレイヤーは誰だと思いますか?多くの人は今回特集する選手を挙げるのではないでしょうか。今回は『データによるプロ選手徹底解剖』と題してVALORANT競技シーンで活躍する選手に焦点を当てデータ分析をした結果を記事にしました。
第一回は VALORANTをプレイする人なら誰でも知っているであろうZETA DIVISION Laz選手を特集します。Laz選手のことが好きな人はもちろん、Laz選手に憧れる皆さんが楽しめる内容になるよう書いたのでよければぜひ最後まで読んでみてください。
ZETA DIVISIONのDep選手について特集した記事を書いているので良かったら併せて読んでみてください。また他にもVALORANTに関する記事を書いています。ぜひ併せて読んでもらえると嬉しいです。
個人的に上の画像がかなり好き。flickrに載ってます。
使用キャラに関する分析
まず初めに使用キャラ(エージェント)に関する分析です。今回は「得意なエージェント」と「チームの勝率が高いエージェント」の2つについてデータを見たいと思います。
得意エージェント
Laz選手の得意エージェントと言えばチェンバーやサイファーを挙げる人が多いと思いますがそれをデータから紐解いてみたいと思います。
上のグラフはLaz選手の使用エージェントごとの各指標を並べたものです。ここでは単体での強さを見たいので「K:D」「ACS」「ADR」「KPR」「DPR」「FBPR」を比較しています。
上のグラフはエージェントごとの勝率を示したものです。このグラフから以下のことがわかります。
- KPR,FBPR,K/Dはチェンバーが最も高い。
- ダメージアビリティを持つ2エージェントでADR、ACSが高くダメージ量だけ見てもチームへの貢献度が高いことがわかる。
- スカイは他と比べると全体的に値が低いがDPRだけは最も高い。
- 出せるマップではチェンバーを出した方がよさそう。
- IGLを考慮するとキルジョイ、ソーヴァが全体的に高水準でよさそう。
- サイファー、スカイではキルにつながる打ち合いが少なくなっている可能性がある。
チームの勝率が高いエージェント
次にLaz選手の使用エージェントの中で、チームとして勝率の高いエージェントを明らかにします。
上のグラフはエージェントごとの勝率を示したものです。このグラフから以下のことがわかります。
- サイファーで最も高く、キルジョイやソーヴァより1.5倍以上勝率が高い。
- 比較的IGL向きの3エージェントで勝率が50%を下回っている。
- 前のグラフと比較すると個人のパフォーマンスと勝率は反比例している可能性がある。
- スカイは両グラフで値が低く個人のパフォーマンス、IGL両観点でよくなさそう。
- チェンバーは個人パフォーマンス、勝率の観点から最もバランスよくプレイできている。
マップに関する分析
最後にLaz選手が得意としているマップをデータから紐解いてみたいと思います。
Laz選手が得意なマップ・苦手なマップ
今回は横軸に各マップ、縦軸にACSを取ってACSの高いマップ=得意マップ、ACSの低いマップ=苦手マップととらえて分析します。
- ACSの平均値は178.26
- ACSが200以上のマップが5マップ、200以下が5マップある。
- ブリーズが最もACSが高くサンセットで最も低い。
- ブリーズはIGLとしての負担が軽い可能性がある。(撃ち合い>戦略とよく言われているということも含めて)
少し情報が少なく感じたのでマップ別の勝率を追加します。
- ACSの高いマップは勝率も高い傾向にある。
- 勝率が最も高い2マップはACSが最も高い2マップと一致する。
- ブリーズは撃ち合いでの貢献度が勝利につながっている可能性がある。
- 一方でスプリット、ロータスはよりIGLとしての貢献度が高いと考えられる。
まとめ
今回は個人分析の1回目としてLaz選手に焦点を当て「得意エージェント」「チームの勝率が高いエージェント」「得意・苦手マップ」の3つの分析を行いました。最後に全体をまとめると
- IGLの観点からもキルジョイ、ソーヴァが得意エージェント
- Laz選手の個人的なパフォーマンスは勝率は反比例している可能性がある。
- ブリーズでの勝利は撃ち合いでの貢献度が高い。一方でスプリット、ロータスはよりIGLとしての貢献度が高い。
最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。VCTのインターバルにでも読んでいただけたなら幸いです。他にも何人か特集予定ですが他に見たい選手がいたらコメントで教えてください。それではまた次回。
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